セブンイレブン裁判

「佐藤立志のマスコミ日記」ではじめて知ったのですが、セブンイレブンフランチャイズ店が本部を相手取って訴訟を起こしていたとのこと。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=429793&log=20060429
迂闊ながら知りませんでした。

裁判自体が起こされたのは昨年の6月17日とのことで、今もって裁判は継続しているようです。「セブンイレブン 裁判」で検索したら色々出てきたのですが、とりあえず当事者のホームページもありました。
http://litigation711.ameblo.jp/

細かいことはわかりませんが、すっごく単純化して経過を要約すると、セブンイレブングループではセブンイレブンの本部が加盟店の仕入れを代行しているのだが、その過程でかなりがめつく本部がぼったくっている、ということ。形式としては加盟店がそれぞれ仕入れ先に発注し、それを本部が一括で管理し、代金も預かり支払いを代行している。ただ、そのときの仕入れ値が異様に高く、他のスーパーでの売値よりもはるかに高いということもみられるらしい。となると加盟店の人たちは、自分たちが本部に払っているのと同じ代金で本部は商品を仕入れているのだろうか、と疑いを持つことになります。が、本部は仕入れ先から受け取っている領収書を絶対に加盟店には見せないとのこと。それはおかしいと声を上げた加盟店があったのが発端です。

加盟店が仕入れの請求書を見せるように再三要求しても本部は絶対に応じず、業を煮やした加盟店が本部への支払いをストップした。で、その金を払うように催促されても、領収書を見せてくれたら払うというのだが、本部はそれに応じようとせず、こんどは嫌がらせに出た。まあ細かい話は以下を参照。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=314
嫌がらせするセブンイレブン社員の写真とかも見られます。

裁判がどうなっていくのかはわかりませんが、この話を聞く限りでは憤りなんてものを感じてしまうわけです。が、じゃあ自分はどうすればいいのか。とりあえず、セブンイレブンでは買い物をしないようにしよう、なんてことを思います。まあそれぞれのセブンイレブンの店主の方々はみなさん苦労しているとは思うのですが、社会全体を考えれば、倫理にもとる会社は相応のサンクションを経て淘汰されるべきであり、資本主義社会ではその淘汰の原理は経済を通して機能するわけですから、僕としてはまず、そこをもってセブンイレブンにネガティブなサンクションをかけたいと思う次第です。そしてまたこうやってブログに書くことによって、他の方々の経済行動にも同様の方向での影響を与えることができるように、というよりも経済活動にさいしての判断基準に、セブンイレブンという会社の振る舞いも念頭に置かれるようにと、ささやかながら願っているわけです。

しかしまあもちろん、判断はいろいろ、人生もいろいろ。
それに押し付けがましいのは嫌いです。
とりあえず自分が知って憤った事実をひとりでも多くの人が知ることになるのだとすれば少しは自分の方の荷が下りるような気がするので書きました。