空間ローブ底に演出されるせいなるもの地色素の深さ底に投入される時間の重さ新年伝統脈絡と受け渡されるもの修道院世俗から離れみずからにディシプリンをあてがいさらにその鎖を最大限に重くしていくその際限のない自己回天上っていく螺旋階段顔を覗かせる鳥雲は赤くなりそれから生糸青緑その緩やかな転落山ろくは崩れその奥に洞窟が見えるそこにきらめく瞳ふというで神話の名残はテレビに映る十本の指がリモコンを操るきらきら光るその点滅アンテナの歪曲屈折曲折曲線それは静かに伸びて海の上を渡り島々を通り越して船のマストをかすり摩天楼へと届くそこから転落する鏡百の鏡がビルの鏡のような窓を映しながら光を反射させ鏡を反射させ来る車輪りんガラら落下していくそれがアスファルトに砕け散ろうとその瞬間恐れおののいた紙がやはりスイッチを変えた相変わらずのブラウン管曲がりくねったアンテナの輪郭がひそかに発するメッセージに耳を傾けるそしてその結論はすでに明日の朝刊に載ることになっている郵便配達審bん配達その緩やかな時間を可能とするタイヤの存在を忘れてはいけないそれは天使であると同時にあくまでありえげつない下腹部凋落した肉体と夕日のまがまがしいあととのる移動性無邪気な健康と姓名の青と載る移動性しか死のう密すぎる青は闇となる