サンドラール

古本屋で百円で買った見知らぬ作家ぶれー図サンドラールの世界の果てへと連れてって画すばらしい腰が抜けますあの糞尿にまみれた言葉すべてのいふくをっぱらってきれいな皮膚も剥ぎ取って毛穴と筋肉の筋とそれから地を噴出す血管や糞便たれるこうもんやにょうべんたらすはいせつきかnそんなこんなの美しくないものをすべてさらけ出したにくたいがこれまたなんたいもあらわれてあちk気合くらい尽くし飲みまくり歌い演じ恋をしてまたに組合氏を暗証し改装しその改装を軽やかに笑いつかの間の優しい声を掛けまた策謀に巻き込まれ思惑も重なりしかし銃弾がエミールの頭を突き抜けたりもして若さとおいと浅はかさとつまり思慮部下災害のありとあらゆるものが現れてきてスープの中でごたごたに憎まれてひとつの絵巻になるこの突っ走る糞尿はすばらしいくらくらしましたおそらくはヘンリーミラーの双子に違いない本の冒頭にミラーのサンドラールさんという文章もtのって板なんか片腕の詩人らしいがこれは一体どうしたことだろう大変なことになったしかしまあこのように生きることなんてできないわけだがしかし感情のこういう経済って言うのにはあこがれてしまうそんなものは架空だけれど人間本来の感情っていうものを創造してしまうということでたとえば僕はやさしさというものを考えてみるたとえば誰かを傷つけるとしてそのとき自分のまたそれと同じように傷つこうとするこの心の動きある人はやさしさと呼ぶかもしれないがだめで巣だめです個々の奥底にはきわめて深い醜悪が潜んでいるつまり逃げです弱肉強食なのです世の中はみなの幸せ輪両立不可能でそのことを受け入れることではじめてサンドラール的世界は生まれてくる自分の傷をなめてしまうその立ち止まりのひとつがやさしさなのですしかしまあそれとは違うやさしさもあるかもしれませんし貸しそれは軌跡ですだれそれのおとなしい申請やそんなこんなの本質には還元されないそれぞれの出会いの角度においてつかのま生み出されうる偶然的な場の色合いというものそれがやさしさであってそういう感情は誰の所有物にもなりえません